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ai-template

Claude Code 向けの開発プロンプトテンプレート。スキル(/command)・判断軸・安全装置で、人間とAIの協調開発を構造化します。

速さより 意図・存在設計・体験設計が宿ったソフトウェア を作ることを目的にしています。AIに丸投げして速く終わらせるのではなく、判断基準を人間が握ったまま、AIに実装を任せられる状態を作ります。

参考: Cole Medin氏 context-engineering-intro

設計の考え方

原則 内容
判断軸は人間が握る AIは「何を考え、なぜそうするか」を言葉にしてから動く。判断基準をAI内部に隠さない
レイヤーで積む 普遍ルール(CLAUDE.md / rules)の上に、プロジェクト固有の判断軸を重ねる(judgment-harness
関所を仕組みで置く 事前確認 → 実行 → 事後レビューの各段でフック・レビューエージェントが機械的に働く
レビューは文脈遮断で 作った本人は自分の選択に錨づけされる。専任サブエージェントが差分だけを見て批評する
学びを還流させる 各プロジェクトで得た汎用的な学びを送り状としてテンプレートへ戻す

前提条件

必須/任意 ツール 用途 公式
必須 Claude Code コア 公式
必須 GitHub CLI task/bug管理 公式
任意 Figma MCP デザインSSOT取得 公式ガイド
任意 mise ツール管理 公式

セットアップ

1. プロジェクトへ適用する

# dry-run で確認してから実行
scripts/apply_template.sh --target /abs/path/to/your-project --safe --dry-run
scripts/apply_template.sh --target /abs/path/to/your-project --safe
オプション 動作
--safe(既定) 既存ファイルを上書きしない
--force テンプレート対象を上書き(削除はしない)
--sync 上書き+削除で同期。危険
--no-skills .claude/ をコピーしない(グローバル適用済みの場合)
--overwrite-rdd doc/input/rdd.md を上書き(原則プロジェクト固有なので非推奨)

配布されないもの: doc/input/from-projects/(テンプレート保守者の受信箱)、doc/generated/reports/ の中身(ai-template 自身の作業記録)、meta/history/

2. グローバルへ適用する(任意)

scripts/apply_global.sh --dry-run      # 確認
scripts/apply_global.sh                # 判断軸スキルのみ
scripts/apply_global.sh --all-skills   # 手順系スキルも含む

適用対象: skills / hooks / rules / settings.json / CLAUDE.md

フッターにリンクバッジを出す(任意・手動設定)

/build-context-site や作業レポートのURLを、CLI のフッターにクリックできるリンクとして出せます。 apply_global.sh はこの設定をマージしないため、~/.claude/settings.json に手で足してください。

"footerLinksRegexes": [
  {
    "type": "regex",
    "pattern": "コンテキストサイト: (?<siteurl>https?://[^\\s\"']+)",
    "url": "{siteurl}",
    "label": "コンテキストサイト"
  },
  {
    "type": "regex",
    "pattern": "レポート一覧: https://claude\\.ai/code/artifact/(?<id>[0-9a-f-]{36})",
    "url": "https://claude.ai/code/artifact/{id}",
    "label": "レポート一覧"
  }
]

対応する出力側のルールは build-context-site スキルと CLAUDE.md(レポート一覧)にあります。 ラベルとコロンの後の半角スペース1つまで一致しないと拾われません。

3. 安全装置が効いているか確認する

main への直接 commit / push はフックでブロックされます。入れただけで安心せず、実際に動くか確かめてください

bash .claude/hooks/test-git-branch-guard.sh      # PASS=10 FAIL=0 になれば正常
bash .claude/hooks/test-warn-destructive-bash.sh # PASS=21 FAIL=0 になれば正常

前者は一時リポジトリを自動生成し、「通すべき4ケース」「止めるべき6ケース」を実測します。後者は破壊的コマンドの検出精度を、人間形(cd してから git)とAI形(git -C <path>)の両方、および「誤検知してはいけない普段使い」で測ります。

ガード系フックは、効いていないことが黙って起こります。「守られているつもり」は穴より危険なので、判定不能なら止める(fail-closed)設計にし、検証を同梱しています。

4. 技術スタック固有のスキルを足す(任意)

React / Svelte / Tailwind / GSAP / Three.js / Blender 等は ai-tech-knowledge で管理しています。必要なものだけ追加してください。

使いはじめ

すべてのセッションは /setup で開始します(/clear/setup が前提)。

状況 最初のコマンド
新規プロジェクトを立ち上げる /project-init(壁打ち → rdd.md → テンプレート適用 → CI確認)
既存プロジェクトを把握する /repo-tour/docs-reverse
まず体験を探りたい /proto-loop
要件が固まっている /auto-build "作りたいものの説明"

コマンド

自律ループ(Loop Engineering)

1コマンドでゴールまで自律実行する親スキル群。既存スキルを連鎖呼び出しし、人間の関所を最小限に絞っています(設計根拠: meta/adr-lite.md ADR-008/014/015)。

コマンド 入力 → ゴール 人間の関所
/auto-build "プロンプト文" or 成果物パス 要件定義 → Sprint計画 → 全タスク自律実装 → エビデンスHTML提示 rdd.md確認(プロンプト起点時)/ sprint→main マージ
/auto-task #123 1タスクの実装 → テスト → レビュー収束 → task→sprint 自律マージ 危険変更該当時のマージ判断
/auto-design <Figma URL/会話/SSOT> デザインSSOT → UI骨格 → 型付きコンポーネント → マージ Vibe Coding(触って確認)
/auto-bug #123 bug調査 → 修正案の試行・効果検証 → マージ 危険変更該当時のマージ判断

共通の停止条件: レビュー反復の上限超過 / bug連鎖3周で未解決 / 危険変更チェックリスト該当(.claude/rules/code-quality.md)/ 課金発生前。中断時は history/loop-state.md から再開できます。

プロトタイプの連作ループ

/auto-build の前段。仕様を先に固めず、1案ごとに「確かめたい問い」を人間と決めてから作り、触った学びを設定集(Setting Book)へ蒸留して次の案に継ぎます。

コマンド 用途
/proto-loop 連作ループ本体。問いを立てる → 媒体を選ぶ → 作る → Vibe確認 → 設定集へ蒸留 → 反復
proto-medium(自動適用) 「Figma か、コードか」の判断軸。止まっている絵で判断できるなら Figma、動かさないと分からないならコード

無指示で複数案を並べることはしません。比較軸が明確なラウンドでのみ2案を並行します。

手動フロー(1ステップずつ進めたい場合)

領域 コマンド連鎖
タスク /task-list/task-detail/task-run
バグ /bug-new/bug-investigate/bug-propose/bug-fix
デザイン /design-mock(会話起点)or /design-ssot(Figma起点)→ /design-ui/design-components/design-assemble(任意: /design-html
セッション /session-start → 作業 → /session-end

レビュー(文脈遮断)

作った本人は自分の選択に錨づけされ、違和感を検出できません。レビューは専任サブエージェントが対象の参照だけを受け取って実行します。文脈遮断であって情報遮断ではありません(レビュアーは差分・rdd.md・設計書を自分で読みます。渡さないのは実装時の会話と意図の弁明です)。

コマンド 見るもの 実行体
/basic-review typo・命名規約・フォーマット(表面) code-reviewer
/deep-review 設計整合性・セキュリティ・RDD準拠 code-reviewer
/design-critique レンダリング結果の違和感(デザイン版レビュー) design-critic
/pr-respond PRレビューコメントへの個別対応

判断軸・デザイン基盤

コマンド 用途
/judgment-harness 「何を良しとするか」をレイヤーで積み上げる方法論。プロジェクト立ち上げ時に最初に回す
project-design-language(雛形) プロジェクト固有の存在設計・体験設計のSSOT。埋めて使う穴埋め雛形
/art-direction 描く瞬間の規律。コンセプト一語から材質・配色・タイポまでを1本の線で導出し、汎用ダッシュボード化を防ぐ

補助

コマンド 用途
/repo-tour リポジトリ構造の案内(初見向け)
/pair plan|design|arch|dev 壁打ち(短い反復で方針を固める)
/build-context-site 要件・設計・ADR・図を横断する現状サイトを生成
/manual-gen / /manual-guide 手順書の生成と、ステップごとの案内
/docs-reverse コードベースから俯瞰ドキュメントを生成
/image-prep 生成AI画像を透過レイヤーへ加工(ImageMagick)

テンプレート保守(ai-template 側で使う)

コマンド 用途
/template-inbox このPCの投函箱を構築する。sibling を走査し、未取込の学びをローカルに materialize する
/template-feedback 送り状を走査し、汎用化された学びをテンプレートへ取り込む。取り込み後は台帳を取込済に倒す

学びの還流(送り状モデル)

各プロジェクトで得た汎用的な学びを、テンプレートへ戻す仕組みです。プロジェクトはテンプレート本体を編集しません。判断が1か所に集まるので、複数プロジェクトが並行しても競合しません。

flowchart LR
  P["プロジェクトで<br/>学びを得る"] --> S["正本<br/>doc/output/to-template.md"]
  P --> I["投函箱の写し<br/>doc/input/from-projects/"]
  S --> F["/template-feedback<br/>取り込み・直列"]
  I --> F
  F --> R["rules / skills / hooks<br/>へ反映"]
  F --> L["両方の状態を<br/>取込済に倒す"]
Loading
  • 送り状の書式は doc/output/to-template.md(各プロジェクトへ配布される雛形)
  • 投函箱だけが 解決済みファイル(直した実物のパス)を持ちます。取り込み時に説明文ではなく動いている実物を読むためです
  • 投函箱の中身は各PCローカル(Git追跡外)。受信データには出典マシンの絶対パスが載るため、公開・配布物に混ぜません。新しいマシンでは /template-inbox で組み直します
  • 「状態」欄が二重取り込み防止の台帳として機能します

安全装置

フック(.claude/hooks/

フック タイミング 役割
git-branch-guard.sh Bash実行前 main / master への直接 commit・push をブロック。判定不能なら止める(fail-closed)
warn-destructive-bash.sh Bash実行前 破壊的コマンド(force push / reset --hard / rm -rf 等)を警告
validate-mermaid.sh 編集後 Mermaid構文を検証
format-on-edit.sh 編集後 フォーマッタを適用
post-edit-notify.sh 編集後 編集通知
show-ssot-diff.sh 編集後(Write/Edit/Bash 確定物(doc/input/ meta/adr-lite.md CLAUDE.md .claude/rules/)が書き換わったら差分を表示。止めない
auto-open-hunk.sh 編集後(Write/Edit/Bash 変更が出たら差分ビューア hunk を split で1回だけ開く。起動済みなら開き直さず reload で中身だけ更新。CLAUDE_AUTO_HUNK=0 で無効
check-release-notes.sh セッション開始 Claude Code のバージョン更新を検出
test-git-branch-guard.sh 手動 ブランチガードの通す/止める両方を実測(10ケース)
test-warn-destructive-bash.sh 手動 破壊的コマンド検出の精度を実測(21ケース。誤検知側も測る)
test-show-ssot-diff.sh 手動 見せる/黙るの両方を実測(10ケース)
test-auto-open-hunk.sh 手動 開く/開かないの両方を実測(11ケース)

show-ssot-diff.shツール名で判定しません。AIは Write/Edit ではなく Bashsed / heredoc / python)でファイルを書き換えることがあり、ツール名で絞ると素通りします。何で書いても差分は git の作業ツリーに出るので、そこを見ています。

権限(.claude/settings.json

種別 件数 役割
allow 88 事前許可。auto モードでも分類器を経由せず即通る(近道として働く)
ask 57 auto モードでも必ず人間に聞く。DBマイグレーション / 履歴を壊す git / secret 登録 / デプロイ / 課金
deny 8 どのモードでもブロックbypassPermissions でも効く)。.env の読み取りとルート・ホーム直下の再帰削除のみ

auto モードとの関係: Pro / Max / Team では auto が既定で、分類器(別モデル)が人間の代わりに審査します。 allow はそこで不要になるどころか、マッチすれば分類器を経由せず即座に通るので消さないでください。 ただし auto に入るとき、任意コード実行を許す広い allowBash(*) / Bash(python*) / パッケージマネージャの run / Agent / Monitor)は 自動的に無効化され、auto を抜けると復活します

⚠️ パターンは先頭一致です。 Bash(git push --force*)git push origin main --force を捕まえません (公式: "matches everything before the first * as written")。 任意位置の --forcewarn-destructive-bash.sh が正規表現で検出します。二層で守る前提の設計です。

運用ルール(.claude/rules/ — 自動読み込み)

ファイル 内容
dev-practices.md 確認フロー(事前 → 実行 → 事後)、自律度の使い分け、デザインの発酵ループ
code-quality.md 危険変更チェックリスト、スコープ外追加の三条件ガード、ADR-lite テンプレ
tool-usage.md ツールエラー防止、ガード系フックの検証原則、外部連携の全層検証
context-management.md 毎ターン薄く効かせる文脈管理(意図の汲み取り / 問題の構造化 / 全体での位置付け)
git.md ブランチ構造・命名規則・CI要件

危険変更チェックリスト

以下を含む変更は自律ループが停止し、人間に明示確認します。

認証・認可 / 決済 / 個人情報 / DBマイグレーション / 権限設定 / 外部API連携 / 削除処理 / 通知・メール送信

Gitブランチ運用

main                    ← 直接 commit/push はフックでブロック
├── sprint/*            ← スプリント単位(CI通過後にmainへマージ)
│   ├── task/*          ← タスク単位(AI実装)
│   └── feature_fix/*   ← スプリント統合後のバグ修正
└── hotfix/*            ← 本番緊急修正

詳細は .claude/rules/git.md を参照(Claude Codeが自動読み込み)。

プロジェクト構成

ai-template/
├── .claude/
│   ├── skills/           # スキル(自律ループ / 手順系 / 判断軸)
│   ├── agents/           # 専任サブエージェント(code-reviewer / design-critic / design-drafter)
│   ├── hooks/            # フック(ブランチガード / Mermaid検証 等)
│   ├── rules/            # 運用ルール(自動適用)
│   └── settings.json     # 権限・hooks設定
├── doc/
│   ├── input/            # 【合意済み】SSOT。AIが前提として扱う(rdd.md / architecture.md / design/)
│   ├── draft/            # 【未合意】発酵中。AIは参考にするが前提にしない(設定集・検討中の案)
│   ├── generated/        # 【AI生成】上書きOK(manual/ / reverse/ / reports/)
│   └── output/           # 送り状(to-template.md)
├── scripts/
│   ├── apply_template.sh # プロジェクトへの適用
│   └── apply_global.sh   # ~/.claude への適用
├── meta/
│   ├── adr-lite.md       # 設計判断の記録
│   └── rdd.ai-template.md
├── CLAUDE.md             # AI判断基準(普遍ルール)
└── README.md

input/draft/ の違い: プロトタイプが完走したことと、その中身が要件になることは別の話です。 作業の過程で生まれた判断は draft/ に貯め、人間の合意を経てから input/ へ上げます。 AIは昇格候補を提示するだけで、上げるかどうかは判断しません(doc/draft/README.md / ADR-026)。

判断軸スキル(AIが状況に応じて自動適用)

/command として明示的に呼ばず、AIが文脈に応じて参照するスキル群です。

カテゴリ スキル
事業 biz-researcher / persona-designer / proposition-reviewer
デザイン ui-designer / usability-psychologist / sensory-design / animation-principles
開発 architecture-expert / developer-specialist / testing / security-expert / frontend-implementation / accessibility-engineer / keyboard-shortcuts
クリエイティブ creative-coder
工程 experience-plan(状態×見た目×周辺の網羅チェック) / proto-medium(Figma かコードか) / project-design-language(プロジェクト固有SSOT雛形)
ツール agent-browser
情報源 official-source-first(制度・規約・料金は公式一次情報で判断。費用が出る手順の前に必ず適用)

各スキルの詳細は .claude/skills/*/SKILL.md を参照

主な変更(v1.1.0 → v1.2.0)

領域 追加・変更
学びの還流 送り状モデルを仕組み化。投函箱(doc/input/from-projects/)をPCローカル化し、/template-inbox を新設
判断軸 judgment-harness(レイヤー方法論)・project-design-language(プロジェクト固有SSOT雛形)を追加
プロト工程 auto-mvp/proto-loop(連作ループ)へ置き換え。媒体判断ガイド proto-medium を新設
レビュー 文脈遮断レビューを水平展開。専任エージェント3種(code-reviewer / design-critic / design-drafter)を追加
デザイン /art-direction(描く瞬間の規律)・/design-critique(レンダリング批評ループ)を新設
可視化 概念・設計説明を Mermaid 図入り HTML アーティファクトで報告するルールと、レポート一覧の仕組みを追加
安全装置 ブランチガードの3欠陥を修正し fail-closed 化。検証スクリプトを同梱
文脈管理 context-management.md を常時ルールとして追加

設計判断の経緯は meta/adr-lite.md に ADR-lite として記録しています。

ライセンス

MIT License

コントリビューション

Feedback only OSS。CONTRIBUTING.md を参照。

参考

About

Feedback only OSS: Claude Code ベースの AI 協調開発を支えるプロンプト・スキル・運用ルールのテンプレート

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